top of page

 

PROJECT

Juan Jose Mosalini 五重奏団(2014)

フアン・ホセ・モサリーニ五重奏団

バンドネオンの巨匠フアン・ホセ・モサリーニ氏と、日本を代表するタンゴ・ミュージシャンにより

特別に編成された五重奏団

モサリーニ氏が、自身の弟子でピアニストの久保田美希との共演を強く望んだことにより、

10年ぶりとなる日本公演が実現した。

ピアソラが五重奏編成のために書いた曲や、モサリーニ氏の実験的なオリジナル作品などを中心に、

同じく弟子でバンドネオン奏者の早川純とのデュオ作品を加えたプログラム。

バイオリンの近藤久美子、ギターの鬼怒無月、コントラバスの田中伸司ら日本屈指の演奏家と共に、

厚みのあるアンサンブルを聴かせた。

 

1943年、アルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。17歳の時にテレビ番組「スター誕生」のコンクールで優勝。その後ホセ・バッソ、レオポルド・フェデリコ、オラシオ・サルガン等、蒼々たるタンゴ界のスター楽団で活躍した後、タンゴの最高峰であるオスバルド・プグリエーセのオルケスタに招かれた。同時に、同世代の先鋭的なバンドネオン奏者であるダニエル・ビネリやロドルフォ・メデーロス等と、グループ、ヘネラシオン・セロ(ゼロ世代)を結成し、タンゴの枠に留まらない活動を展開する。

1977年よりフランスに移り住み、ヨーロッパを中心に活動を開始する。全編バンドネオン・ソロによるアルバム「ドン・バンドネオン」や、ピアノのグスタボ・ベイテルマン、ベースのパトリセ・カラティーニとのトリオによる一連のアルバムは大きな反響を呼んだ。その後も、キンテート(五重奏)の編成や、オルケスタ編成を率いて、常に一流のタンゴ演奏家としてのキャリアを歩んできた。

 

Kaomaというグループに参加して1989年に発表された『ランバダ』は、タンゴのジャンルを超えて世界的にヒットした。 1988年に、フランスのコンセルバトワールに世界で初めてバンドネオン科を創設し、現在に至るまでヨーロッパにタンゴを広める立役者ともなった。

その柔軟でしなやかな表現力は、他の追随を許さない。名実共に世界最高のバンドネオン奏者として、精力的に活動を続けている。

 

 

フアン・ホセ・モサリーニ/バンドネオン

Juan José Mosalini / Bandoneon

 

近藤久美子/ヴァイオリン

Kumiko Kondo / Vaiolin

 

久保田美希/ピアノ

Miki Kubota / Piano

 

鬼怒無月/ギター

Natsuki Kido / Guitar

 

田中伸司/コントラバス

Shinji Tanaka / Contrabass

 

bottom of page